パッチワークとの出会い英語をはじめて、家で静かにしている事が多くなった。というのも、夫が勉強するため。 あいにく、1bedroomだったため、リビングが勉強部屋になっていた。 (同級生に中には、bedroomに机を入れて勉強部屋にしている人が多かった) とにかく明るい部屋でないと気がすまない夫。だから、リビングルームを独占。 テレビもラジオもみんなリビングにあったため、私は仕方なく手紙を書いたり日記を書いたり。 しかし、掃除にしても炊事にしても1時間もあれば済んだこの頃、 とにかく時間があって、何かを作りたい衝動にかられた。 セーター1着分はすぐに出来てしまって、それから毛糸を売っている所を Joyceに相談すると、紹介してくれたのがTさん。 同じマンハッタンに住んでいて、少しお姉さんだけど、頼りになる人らしい。 (知り合ってからの1年半、とても仲良くなるのだが。) 初めて会ったときに聞いた言葉は、 「ここは、乾燥がすごいから、手編みの編物はあまりやらないらしく、 さらに、田舎じゃないから、そんな店も少ないのよ。」 そこで、知ったのは、パッチワーク。 Tさんは、かなり前からパッチワーク教室に行っていた。 先生は日本人だからと紹介された。 私は自慢じゃないけど、配色のセンスがあまりなく・・・ 自信が無かったけれど、NYに来て半年後にパッチワークの世界へ。 そういえば、私は布も何も持ってきてなかった。 材料探しから始まった。 マンハッタンには、アッパーイーストに1件だけcotton100%を扱った店があった。 あとはほとんど混紡。 アイロンがけを必要としない布を好むニューヨーカー。 確かに分かるような気がするけど。 基本を教えてもらって、さらに翌週までにパターンを作っていく。 洋裁は好きだったので、いつも2枚は作っていった。 そんなことを3ヶ月しているうちに、サンプラーキルトが出来た。 わたしって、やっぱりはまりやすい。 応用のクラスもとって、さらに3ヵ月後にはベットカバー大のキルトが出来た。 その時は、夏休みもあったので、西海岸の旅行中にもちくちくとやっていたほど。 ホテルの部屋は照明が暗かったので、いつもバスルームで縫ってた。 それくらいのめりこんでた。 あちこち旅行をすると、田舎に行くほどカントリーチックなお店がたくさんあった。しかも値段がすごく安い。 そのたびに1ヤード、ハーフヤードと布を買い集めて、たった1年半の間に異称ケース2個分の布が増えた。 とにかく、暇があればパッチワークをしてた。 気がつけば、パッチワークの合間に食事をしたり、掃除をしてた。 NYの冬は、零下になるため、部屋の中ですごす時間が増えてた。 それでも週に1回は、地下のフィットネスルームでエアロビをやっていた。 さっきのTさんや一緒のクラスのYさんも家に行ってはパッチワークをしていて、本当に楽しい時間を過ごせた。 私にパッチワークが無かったら、何をしてたかな~と思うほど。 つづく |