194360 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Melting pot

Melting pot

パッチワークとの出会い

英語をはじめて、家で静かにしている事が多くなった。
というのも、夫が勉強するため。
あいにく、1bedroomだったため、リビングが勉強部屋になっていた。
(同級生に中には、bedroomに机を入れて勉強部屋にしている人が多かった)
とにかく明るい部屋でないと気がすまない夫。だから、リビングルームを独占。
テレビもラジオもみんなリビングにあったため、私は仕方なく手紙を書いたり日記を書いたり。
しかし、掃除にしても炊事にしても1時間もあれば済んだこの頃、
とにかく時間があって、何かを作りたい衝動にかられた。
セーター1着分はすぐに出来てしまって、それから毛糸を売っている所を
Joyceに相談すると、紹介してくれたのがTさん。
同じマンハッタンに住んでいて、少しお姉さんだけど、頼りになる人らしい。
(知り合ってからの1年半、とても仲良くなるのだが。)
初めて会ったときに聞いた言葉は、
「ここは、乾燥がすごいから、手編みの編物はあまりやらないらしく、
さらに、田舎じゃないから、そんな店も少ないのよ。」
そこで、知ったのは、パッチワーク。
Tさんは、かなり前からパッチワーク教室に行っていた。
先生は日本人だからと紹介された。

私は自慢じゃないけど、配色のセンスがあまりなく・・・
自信が無かったけれど、NYに来て半年後にパッチワークの世界へ。

そういえば、私は布も何も持ってきてなかった。
材料探しから始まった。
マンハッタンには、アッパーイーストに1件だけcotton100%を扱った店があった。
あとはほとんど混紡。
アイロンがけを必要としない布を好むニューヨーカー。
確かに分かるような気がするけど。

基本を教えてもらって、さらに翌週までにパターンを作っていく。
洋裁は好きだったので、いつも2枚は作っていった。
そんなことを3ヶ月しているうちに、サンプラーキルトが出来た。

わたしって、やっぱりはまりやすい。
応用のクラスもとって、さらに3ヵ月後にはベットカバー大のキルトが出来た。
その時は、夏休みもあったので、西海岸の旅行中にもちくちくとやっていたほど。
ホテルの部屋は照明が暗かったので、いつもバスルームで縫ってた。
それくらいのめりこんでた。

あちこち旅行をすると、田舎に行くほどカントリーチックなお店がたくさんあった。しかも値段がすごく安い。
そのたびに1ヤード、ハーフヤードと布を買い集めて、たった1年半の間に異称ケース2個分の布が増えた。

とにかく、暇があればパッチワークをしてた。
気がつけば、パッチワークの合間に食事をしたり、掃除をしてた。
NYの冬は、零下になるため、部屋の中ですごす時間が増えてた。
それでも週に1回は、地下のフィットネスルームでエアロビをやっていた。

さっきのTさんや一緒のクラスのYさんも家に行ってはパッチワークをしていて、本当に楽しい時間を過ごせた。

私にパッチワークが無かったら、何をしてたかな~と思うほど。

つづく


© Rakuten Group, Inc.